田んぼの様子
いよいよ8月になりました。本来ならば夏本番ってところでしょうが、今年は何だかおかしな感じです。
93年の記録的な冷夏を思い出します。近所の田んぼを見ると、どこでもいもち病が出ている様子です。いもち病はこんなじめじめした天候が続くと出やすいようです。また対策に農薬が撒かれるかと思うといやですね。
さて、そんな中でも私の田んぼはいもち病とは無縁です。もともといもち病は窒素分が多いと出やすいと聞きますので、無肥料の私の田んぼには皆無です。その代わり、これほんとに田んぼなの?って感じの情けない状態になってますが・・・。
以下がその写真です。
とまあ、こんな状態です。稲はほどんど分けつすることもなく、植えたままの茎数でいるようです。高さは高いもので60センチ。低いのは30センチもないでしょうか。
こんな状態ではさぞかしショックだろうとお思いでしょうが、これが意外とそうでもありません。なぜなら、おそらくはこのような感じになると覚悟していたからです。
思えば、去年は畑の方がこれと似たような状態でした。不耕起を始めて一年目には、こうなることは仕方がないのだと思います。地面がカチカチでは、根が伸びようもないと思います。問題は、来年以降にどれだけ早く土を柔らかくして収量を増やすかということでしょう。
放っておいても5年、10年すれば自然と柔らかくなると思いますが、それを黙って待っていては芸がない。いかに早めるかが腕の見せ所でしょう。言うほど腕はないですがね…。
そういう訳で、嬉しくはないものの、落ち込んではいないのです。
考えてみれば、農業をやっていて何が辛いっていうと、先が見えない、無駄働き、それが辛い。一年目は収穫できない。二年目は少し。三年目はまあまあ。といった具合に、その一瞬は収穫がなくても、数年後には確実に結果が出る。そんな指針があるならば、それほどつらくはないです。きっと。
土や気候が違うので、全国で使える共通の技術を見出すことは困難ですが、せめて地元地域で無肥料を始めようとする方が、安心して飛びこめるような技術を見つけたいと思っています。
話が田んぼからずれましたが、今日はこんなところでしょうか。来年は、もっと良い田んぼの写真をお見せできたらいいと思っています。では。
コメント
これは そうとう除草作業してるのでしょうか?
写真では きれいにみえるのですが…
2009/8/2(日) 午後 9:08[ くーたろう2号 ]
もちろん除草していますが、それほどではありません。
実際には手除草はほとんどしていません。刈払い機で二回、除草をしました。
刈払い機には直径15センチくらいの小さな刃をつけてやりました。おおそらく1%くらいは切ってしまっていると思います。今後の課題です。
さて、きれいに見えているのは一応水面より上に雑草が見えないと言うだけで、地面にはセリやらタデの仲間らしき雑草がびっしり生えてます。
今のところ、日光を遮らない雑草は気にしないことにしています。稲の生育が悪いのは、雑草のせいではないと思っています。一番の問題は、土が固いことでしょう。
今年の米作りはうまくいかないでしょう。長期計画でがんばります!
2009/8/6(木) 午後 9:26[ YA-JIN ]