くいんてっとふぁーむ ya-jinの日記

無肥料栽培へ向って、イバラの道を進む! 私が実施している無肥料栽培についてのブログです。無肥料栽培とは、化学肥料はもちろん、有機肥料も堆肥も一切施さない栽培方法。非常に難しい農法で、現在悪戦苦闘中! 自らが設定した期限は2010年9月! それまでに見通しが立たなければ無肥料栽培から撤退、敗北。さあ、その全てをご覧あれ!

有機農業シンポジウム

窓から外を眺めると、雨が雪に変わったり、また雨に戻ったりを繰り返しています。本日は、屋内で大豆やソバの選別をして過ごしました。

さて、先日10日の夜に、隣接する三島市で行われたシンポジウムに行ってきました。題名は、「有機農業シンポジウム ~有機農業をもっと、もっと身近に~」。去年か一昨年に出来た三島市有機農業推進協議会が主催したイベントです。三島市三島市教育委員会、そして地元の農協が後援しています。

内容は、財団法人 環境科学総合研究所 農学博士の木嶋利男氏による講演と、パネルディスカッション。

講演は、有機農業がどうして必要なのかを軸に、地産地消身土不二・旬産旬消といった話題を盛り込んだものでした。私が以前から思っていたことを言ってくれたので、うんうんと頷きながら聞いていました。最後には有機農業を行う上で役立つコンパニオンプランツの話もあり、ためになりました。機会をみて、もう少し詳しく紹介したいと思います。

パネルディスカッションは、有機農業の生産者・地元三島の消費者・そして流通の代表として、マックスバリュの青果部長の方がみえていました。

生産・流通・消費の三者が、有機農業がもっと身近になるためにはどうしたらいいのか、現状の説明や提案がなされました。生産側の課題として、もっと品数を増やす、量を増やすこと。流通の課題として、有機生産物の知識を増やす、加工品も含めて品数を増やす。そしてこれが一番重要とされたのが、消費者の有機農業に対する認識を高めること。

確かにその通りで、いくら生産者が努力して有機農産物を作っても、流通業者が頑張っても、消費者が必要としてくれなければ、継続的に有機農業が営まれることはないのですから。値段の問題や生産量の問題など、解決しなければならないことはいくらもありますが、国が有機農業推進法を作るなど、追い風が吹き始めたことは確かなので、少しずつでも進んでいきたいと意識を新たにしました。

それと、生産者から出た意見に、生産者の横のつながりが希薄で、技術交流などがほとんどないなどの課題も挙げられた。また、有機農業の技術体系が整っておらず、普及が進まない。有機農業の技術のマニュアル化が求められる。などの意見も出た。

私の意見ですが、正直に言って、有機農業は慣行農業のように完全にマニュアル化することは難しいと思う。しかし、同時にこれだけは知っていた方が良いという基本的な技術については、確かにマニュアルはあった方がいいでしょう。また、県や市町村単位での、その地域にあった細やかな技術を地域の先人生産者が中心になって作っていければ、後から来るものの大きな励みになるのではないかと思っている。

ともあれ、今回のシンポジウムは、行政が動いたという意味においても大きな意味があったように思います。この有機農業推進協議会が、我が函南町にも出来ればいいですね。また動きがあったらお知らせしたいと思います。では。

続・落ち葉集め

今回は前回に引き続き、落ち葉集めについてです。前回は写真を載せなかったので、今回は載せます。
イメージ 1

イメージ 2

一枚目が、竹で作った枠に落ち葉を納めている様子です。

 

竹の長さが2メートル50センチなので、枠の大きさは2メートルちょっとでしょうか。写真は2つの枠を連結した状態です。こうして見るとさして大きな枠に見えませんが、これにギュウギュウと踏みながら入れていくと、1枠に軽トラ4台分の落ち葉が入ります。

 

今年は枠を4つ連結で作成しました。昨日でその全てに落ち葉を詰め終わりました。

 

二枚目の写真は、落ち葉を沢山積むためにコンパネで加工した軽トラです。こうすると、急な坂だと上るのに難儀するほど落ち葉を運べます。

 

ちなみに4枠で軽トラ16台分の落ち葉があります。

 

目標は20台分なので、あと残り4台分は直接畑に撒いてしまおうと思います。しかし落ち葉はとても軽いので、強風が吹くと飛んでしまいます。撒ける場所は、常時トンネルネットを設置したままのキャベツ・ブロッコリー・白菜の連作区と、ちょっとやそっと風が吹いても簡単には飛びそうもないほど枯れた雑草が残っている場所だけです。

 

それから、上記4枠の内の一枠分は、五月以降に雨が増えてきたら直接畑に撒いてしまおうと思っています。前回も書きましたが、これで少しでも収穫が上がることを願います。
 
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奇跡のりんご も山の土のフカフカが無農薬でも木が育つ事からヒントを得て土壌作りをはじめたそうです。
うまくいくといいですね!

2010/2/3(水) 午前 7:11[ himi ]

  

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そうなんですよね!私もがんばります!

2010/2/9(火) 午後 3:17[ YA-JIN ]

落ち葉集め

今、近隣の落ち葉を集める作業をしています。道路脇にクヌギやコナラのある所がけっこうあって、集めるのに困ることはない状態。

それでもコンパネを立てた軽トラに一台分の落ち葉を積んで下ろすのに二人がかりで2~3時間はかかります。とりあえず、20台を目標にしています。

ひとつ問題があって、育苗用にするために枠を作ってそこに積んでおくぶんにはいいのですが、堆肥にしないですぐに畑に入れたいものについて困っている。

落ち葉の一枚一枚は非常に軽く、またこの時期は良く乾いていて、風ですぐに飛んでしまうのです。すぐにすき込んでしまえばいいのでしょうが、不耕起ではそうもいきません。堆肥にしてからまけばいいと思うでしょうが、作物が育つのには、その場で微生物によって有機物が分解されていく必要があると考えているので、出来るだけそのままの形で落ち葉を表面に敷きたいのです。

考えた結果、春一番も終わり、暖かくなって、雨も増えてくる4月以降に畑にまくようにしたいと思います。

今の話と関連したことですが、先日、20年以上不耕起で作付をしている方の畑を拝見しました。その畑は踏むとフカフカと柔らかく、表面の枯草をはぐと適度に湿った土が現われます。枯草のすぐ下には半分分解された草があって、さらにその下にはかつては草であったろう土があります。少なくとも10センチ以上は、その草の層(亡骸層)でした。

私の畑はというと、一番状態の良いところでも表面の枯草を剥ぐとすぐそのしたは元の土が出てきます。それでも枯草で地面が見えなくなっていればまだいい方で、地面がむき出しになっている場所も少なくはありません。水分状態も、どちらかと言えば乾いています。当然、フカフカしている場所はあまりありません。

落ち葉を沢山敷こうとしているのは、上記のような草の亡骸層のある畑を作りたいからに他なりません。まだまだ先は長いですが、千里の道も一歩から、コツコツがんばります。

無肥料栽培に合う土

先日、岩手で無肥料栽培の経験がある友人が遊びに来ました。その友人が、こんな話をしていた。

色々な場所の土を客土して、数種類の土質の土がある畑で無肥料栽培をしたことがあるそうで、その土質によって全く野菜の出来が違っていたらしい。

例えば、玉ねぎが丸々と太る土と、ほとんど育たない土がある。作物の種類によって、同じ土でも育ったり育たなかったりする。もっと言えば、無肥料でも無難に育ってしまう土と、無肥料では非常に困難な土があるようだ。

その友人の畑でもキャベツや白菜など、いくつかの育ちにくい種類はあるものの少なくとも私の畑よりはずっと良いようだ。

無肥料を始めた人によっては、それほど苦労もなく初年度からそれなりの収穫を上げている方もいる。それは、たまたま選んだ地域の土質が無肥料栽培に合っていたのではないだろうか。

となると無肥料栽培を始めるにあたって、どんな土質、地域を選ぶかは重要なポイントになる。今から無肥料栽培を始めようとする方は、近い場所に無肥料栽培で成功している方がいる場所を選択するのが良いだろう。

しかし、元々住んでいる場所の土質が無肥料栽培にむいていなかったり、あるいは、新規就農者にしてもすでに生活基盤が出来て移動出来ない場合がある。私の場合は後者だろう。

それにしても、たまたま選んだ土地の土質が良くなかったからという理由で無肥料栽培を諦めなければならないのはなんとも悔しい。簡単にはいかないかもしれないが、工夫次第でなんとかならないだろうか。

その工夫が、私の場合は不耕起であり、雑草や落ち葉を畑の表面に可能な限り被覆することだろう。雑草や落ち葉とはいえ、畑に入れるのだから厳密には無肥料ではない。しかしこれは、いつか完全に無肥料化するための準備だと考えている。

一度作物が出来る土になれば、いつまでも雑草や落ち葉に頼る必要はないのではないかと思う。きちんと作物が育つ土が出来れば、あとは作物自身が土を良い状態に保ってくれるのではないだろうか。

むろんこれは期待であって確信ではない。もしこの期待が外れたら、この地で無肥料栽培は諦めざるおえないと考えている。来年の9月末。あと一年と9ヵ月を判断の期限としたい。願わくばずっと無肥料でやりたいものです。

少しずつ…

今日は珍しくお昼にアップしてます。

今までは夜にアップすることが多かったのですが、夜は子供の世話や消防やらで時間が取れないことがままあるので、昼食後の短い時間を使って少しずつやっていきたいと思います。

午前中は、育苗用土のふるい掛けと、トマト類の畝の手直しをしました。昨年にミニトマトの面積を増やしたのですが、畝がかなり低い状態だったので、畝間の表土を5センチくらい畝に上げました。本当はもう少し高くしたかったのですが、あまり一気に環境を変えたくなかったので、二年がかりでやりたいと思います。

もっと書きたいですが、はやり時間が短いですね。ではまた。

 

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もう、そういう事ができるんですねo(^-^)o
青森なら3月や4月ぢゃないとできないですぅ~

2010/1/6(水) 午前 6:14[ himi ]

  

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そうですよね。私の住んでいる地域は、静岡県にしては寒い方ですが、それでも温暖化の影響もあって雪は年に数回、ちょっと積もる程度です。ありがたや、ありがたや。

2010/1/6(水) 午後 5:32[ YA-JIN ]

 

新年おめでとうございます

皆さん、新年明けましておめでとうございます。

そして、長々サボりまして、誠にすいませんでした…。

どうもここのところ体調が良くなく、家族の体調もまた悪かったりして、精神的にもテンションが上がりません。

昨年の当ブログの内容は、まだまだ自分に正直ではないといいますか、格好を付けているといいますか、自分の置かれている状況を的確にお伝え出来なかったと思います。

他の無肥料栽培のブログを拝見すると、もちろん多くの失敗はあるものの、概ね成功と言っていもいいように見受けられます。畑で作物が立派に育っている姿は、羨ましさと落胆とを私にもたらします。

昨年の写真を見て頂ければわかる通り、私の畑の作供物は非常に貧弱な姿をしています。結構それなりの物もあったのでは?と思って下さる方もいるかもしれません。しかし、あれは一番良いところをピックアップしているからに他なりません。

一昨年の危機的状況から見れば良くなったと言えないこともありませんが、まだまだ到底満足できる状態ではないのです。

少し話を戻しますが、最近、他の無肥料栽培の方のブログを余り参考になるところがないと感じ始めています。それは、同じ無肥料とはいえ、皆さん少しずつやり方が違っているからでしょう。

私は現在「一切何も施さない」、究極の無肥料栽培をしていません。畑の周囲の草を畑に敷き、近隣の落ち葉を自力で集めて回って、それを直接、あるいは堆肥化して畑に被覆しています。

そして、畑を耕すことを丸2年以上していません。無肥料栽培でも耕すことを良しとする方もいます。

私のしている農業は、結果的には無肥料栽培というよりは、自然農に近いものになりました。自然農では、畑があまりにも痩せている場合には、米ぬかなどを使うことを敢えて禁じてはいません。私は畑に直接有機質資材をまくことはしないので、そこだけは少し違いますが、ほとんど同じと言って差し支えないと感じています。

耕す、耕さない、草を使う、使わない、その辺りの差があって、他の方のブログは技術的な面で参考にならないのです。

結論を言うと、自分と同じやり方をしている人が少ないのならば、自分が失敗したことをもっと赤裸々に表に出していこうと思うのです。それが、例え少なくても、自分と同じやりかたをしている方の役に立てば言うことはありません。

まだ書きたいとこはあるのですが、お昼寝中の怪獣ゴンゴン(3歳の息子)が目を覚ます頃です。このブログが思うようにアップ出来ないのは、パソコンに異常な執着を示すので、彼が起きている時には作業が出来ないから、という理由もあるのです…。では、今度はもう少し間をおかずに…。

 

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あけましておめでとうございますo(^-^)o
今年もよろしくお願いします。

2010/1/3(日) 午後 6:01[ himi ]

  

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あけおめです!
こちらこそよろしくお願いします!

2010/1/5(火) 午後 0:44[ YA-JIN ]

忙しさがひと段落です

今日は普段はなかなか出来ない掃除や片付けをしています。忙しさがひと段落しました。

それでも夜は子供の世話などでなかなか時間が取れず、アップもままなりません。

おまけに7年間使っていたデジカメが壊れてしまい、作物や畑の写真も撮れません。

ジジに借りて撮ろうと思っていますが、新品のデジカメなので土埃だらけの畑で使用するにのに多少躊躇がありますね。

そんな訳で文字だけのブログです。

最近、ルバーブブラックベリーのジャムを作りました。どんな物か写真で紹介したいです。

では、また。今月からはもう少し頻繁にアップ出来るとと思いますが・・・。